はじめに、塩素の害について早稲田大学名誉教授で工学博士の
小林寛先生のブログからそのポイントを紹介していきます。
■1、塩素について
■2、肌や毛髪を痛めつける塩素
■3、発ガン物質を産み、ビタミンを破壊する塩素
■4、シャワーの害に関するアメリカからの報告
■5、塩素と心臓病
■6、アトピーと塩素
■7、塩素の害と浄水器の必要性
・ご家庭で使用されている水道水内の塩素を調べる「残留塩素測定試薬」について
「残留塩素測定試薬」は水の中の塩素と反応して、ピンク色になる試薬です。
 |
→ |
|
水道水 |
|
残留塩素試薬使用後 |
パイネットではご自宅の水道水または浄水器の水の残留塩素をチェックできる
「残留塩素測定試薬」をご希望の方、全員にお送りしております。詳しくはこちら。
●塩素量が多いほど濃いピンク色になります。
●水道水には必ず塩素が入っていますので、必ずピンク色になります。
水道法で「水道水には塩素は1リットル中、0.1ミリグラム以上の塩素を含んでいなければならない」と規定されています。
(上限は定められていません)
●浄水器の水は塩素を除去していますから、ピンク色にはなりません。
■1、塩素について
塩素が、殺菌のため水道水に投入されていることは、誰もが知っています。
うまいとか、まずいという味覚の部分で文句をつけない限り、
塩素が病原菌を退治してくれるので、多くの人たちは安心して水道水を飲んでいます。
しかし、農薬やダイオキシンなどを生み出す張本人であり、
また虫や菌をほんのわずかな量で殺す力をもつ塩素を日常的に摂取することは、人体に無害であるはずがありません。
■2、肌や毛髪を痛めつける塩素
肌や毛髪の美容は、世の女性の最大の関心事であることは洋の東西を間わず、今も昔も変わりまぜん。
常に美しくありたい女性の願望に対し、正面から立ちはだかるのが塩素です。
塩素が水に反応すると、次亜塩素酸と塩酸を生じます。プールから帰ってきた子供が目を真っ赤にしていたり、
自分自身プールに行って、肌がカサついたり頭髪がパサパサになった経験をおもちの方は多いと思います。
髪や皮膚や粘膜にとりついた塩素が、そこここの水分を奪って次亜塩素酸と塩酸を生じ、
それが強い刺激を与えて細胞を痛めつけるために起こる現象です。
「塩素がドライスキンを造って、小ジワの原因となる」といわれるのもそのためです。
次亜塩素酸は、酸化力と共に色素結合を切断(漂白作用)する力が強いため、
モヤシやレンコンの漂白に使用されたりします。水道水で洗顔洗髪することは、
肌を酸化(老化)させ、黒髪から艶を奪い、赤茶色に変色させる結果となります。
■3、発ガン物質を産み、ビタミンを破壊する塩素
浄水場で投入される塩素が、
水中の有機物と化合してトリハロメタンと呼ばれる数種類の発癌物質を造りだすのをご存知の方は多いと思います。
塩素は水中のメタンと結びついてクロロホルム、ブロモホルムといった本来、自然界に存在し得ない物質を産み出します。
トリハロメタンはこれらの物質の総称で、強力な発癌物質として、また奇形児を造り出すとして有名になりました。
今から20年ほど前、京都大学の糸川教授は、当時の水道水(京大内)で実際にお米を炊いてみたテストで、
「水洗いの段階で破壊されるビタミンB1が40%近くにのぼり、炊飯で熱を加えることで
更に30%近くが分解されたが、塩素のない水では、ビタミンはほとんど失われなかった」
と報告されています。現在より遥かに塩素濃度の低かった
当時の水道水での実験ですらこのような結果ですから今ならもっと厳しい結果となることは間違いありません。
■4、シャワーの害に関するアメリカからの報告
米国ピッツバーグ大学大学院、ジュリアン・アンデルマン教授は、
実際に研究室の中にシャワールームを設置し、水道水に普通に発見される化学物質を設定してみた実験での結果、
「15分の入浴とシャワーの間に呼吸から吸収される
揮発性汚染物質の量は、1リットルの水道水を飲むことで摂取する量と同じである」
と報じておられます。
また、ニュウヨーク州立大学臨床小児科助教授、
医学博士ドリス・J・ラップ女史も、その著書「Is this your child ?](1991年)の中で、
「シャワーのお湯の中から塩素と鉄分を除去する特殊なフィルター(風呂用シャワー浄水器)を購入することを考えなさい。
そのお湯をシャワーから浴槽に入れることができます。お湯に含まれる汚染物質の20から91%は、
入浴中とシャワー中に皮膚を通して、湯気を吸い込むことで体内に吸収されています」
と述べておられます。
■5、塩素と心臓病
塩素による水道水の殺菌は、1902年ベルギーで行われたのが最初で、
米国では1912年ニューヨーク州ナイアガラ滝の市営水道で使用されたのが最初だそうです。
1920年代に入って広く使われるようになりましたが、
結果として、その頃からそれ以前に死にいたるほどの心臓病が存在しなかった地域に、心臓病による死者が出始めたのです。
塩素を知らなかった昔の英国でも、
相当脂肪分の多い食事をしていたにもかかわらず心臓病は存在していませんでしたし、
現在のエスキモーもアザラシやトナカイの生肉を常食とし、多くの脂肪を摂取しますが、
彼らに心臓病はありません。塩素とは無縁の雪解け水を飲んでいるからです。
そんな彼らが、都会に移り住んで、塩素入りの水道水を飲むようになると、心臓病に見舞われるのです。
こういう事実をみれば、塩素が人間にとってどういうものであるかお分かりいただけると思います。
アメリカのJ・M・プライス博士は、その著書「冠状動脈、コレステロール、塩素」の中で、次のように述べて警告を発しておられます。
「塩素が、アテローム性動脈硬化に起因する心臓発作や、脳血管障害の決定的な原因になっている」
とし、すべての人が、直ちに、そして永久に、塩素入りの水道水をやめるよう、人間的立場から主張すべきである。
■6、アトピーと塩素
鶴町皮ふ科クリニック鶴町の和道院長が「アトピー自然療法」の中でアトピーと塩素の関係について次のことをあげています。
「来院される患者さん宅の水道水を調べてみると、
東京都大田区の1、5PPM、横浜市の0、8〜1、2PPMという結果を得ました。
半数近くの患者さんが、プールの水以上に塩素濃度が高い水道水を使用していたのです。
一般に都市部ほど塩素濃度が高いのは周知の事実ですが、アトピーの患者さんも都市部に多いのです。
とすれば、水道水中の残留塩素がアトピーの要因ではないかという推論も、可能になります」
鶴町先生が茨城県土浦市内の小学校でアトピーや水に関するアンケート調査を行った時のデータです。
「当院の患者さんを対象にした統計でもほこりで悪化、
布団に入ると痒くなるは14%前後で、プールで悪化22%、風呂で痒くなるのは34%に達しました。
温水は冷水よりも塩素が遊離しやすいので、刺激を感じやすくなります。
風呂で痒くなるのは、温度刺激よりも塩素による化学的刺激が主体といえます」
また、鶴町皮ふ科クリニック 鶴町和道院長がホームページでアトピーと塩素について次のように詳しく書かれています。
「私たち生命は常に地球という環境の中で活動が営まれています。
数ある病気はその生物とそれを取り巻く環境の相互作用で発病するものです。
細菌やウイルス、成人病等あらゆる病気はごく少しの例外である遺伝病を除いて、
個体の持ちうる素因とそれに係わる発現因子によってもたらされます。
アトピー性皮膚炎は、近年増加の一途をたどり、難治化している代表的な現代病。
その発現にはいかなる環境因子が関与しているのかを熟考することが必要です。
私の長年の臨床体験を通して言えるのはもっと重大な原因といえるべく隠れた誘発、悪化因子が存在するということです。
それが水道水中の塩素なのです。私はこのことに10年前より気付いていましたがそれを証明し、
かつまた治療に役立てたいということで8年前に皮膚科医院を開院しました。
塩素というと、トリハロメタンに発ガン性があるということはご承知のことと存じます。
それで、多くの方がその防御手段として、家庭用浄水器を使ったり、
飲み水としてミネラルウォーターを買ってくるということが、今日ではなされています。
現在水源地の汚染が改善されないかぎり、自衛として当然のことと思いますが、
ただ残念なのは、なぜ皆さん飲み水だけに注意が注がれているのかということです。
化学物質の吸収経路は消化管、呼吸器、そして皮膚なのです。
まだ水の汚染が少なく公害問題が取り出されたる以前、1960年代あたりまではおそらく各地の水道水の塩素濃度は、
毎日の生活の中でフロやシャワー(シャワーは水が玉状になって表面積も増すため、
短時間で大量の塩素を暴露するためフロ以上に影響が大きい)を浴びることで慢性的な刺激を受け、
一部にはアレルギーとして反応し、塩素皮膚炎(提唱)が従来からあるアトピー性皮膚炎という形で表現され、
または、アトピーの誘発要因として働いているととらえております。
アトピー性皮膚炎は、塩素という化学物質過敏症の側面を持っているということです」
・以上 早稲田大学名誉教授で工学博士の小林寛 先生のブログより
■7、塩素の害と浄水器の必要性
上記のように水道水中の塩素の害は、人体の多方面に及んできています。
一方、水源となる水の環境は、ますます悪化してきており、水道水中に投入する塩素の量はますます増える傾向にあります。
このような水環境を考えると、塩素の害から逃れるためには、
家庭で水道水中の塩素をシッカリ除去できる浄水器や風呂用浄水器などの使用が決定的なポイントだと考えます。 |